「自分らしさ」という幻想

他人の言う「あなたらしさ」というのは
その人の中で勝手に作り上げた「あなた」に過ぎません。

つまり幻想です。
しかも、中には半年とか1年前のバージョンだったりするわけですよ。

毎日、顔を合わせている家族や同僚だって、
その人のいう「あなたらしさ」は
今日までの過去のあなたを見て、
その人の中で作り出したもの。

で、あなたに変化が起こり始めて、

その人にとっての

「理想のあなた」
「こうあってほしいあなた」
「自分が安心して見ていられるあなた」


ここから外れてくると、
落ち着かないし、出来ればそのままで居てほしい。
そんな時ほど、色々言いたくなるんです。
「あなたらしくない」ってね。

 

人間は、嫌でも毎日変化しつづけます。
そもそも
「こういう人」「こういうタイプ」
なんていうラベルを貼るのは
ナンセンスだとすら思っています。

でも、ラベルを貼って分類することで、
「自分や相手のことを知る」こともできるから、
そういう診断手法がたくさん開発されてきたわけです。
その恩恵は、私も大いに受けています。

 

でもね、そもそも
「自分らしいかどうか」って重要なんだろうか。
「あなたらしくない」という言葉は誰のためだろうか。

「らしさ」は他の人に決めてもらう必要もないし、
どこか別の場所に探しに行くようなものでもありません。