今日は、仕事について。
私が新卒で入った会社は、エネルギー業界だったのですが、当時は「研究職」として入社しました。
仕事は、とても面白かったですし、人や環境にも恵まれました。
研究者として向き合っていたのは、地下数千メートルという人間が直接、行くことも、見ることもできない世界。
「地下に眠る天然資源を探し出す」仕事。もちろん資源開発は博打ではありませんので、周到なデータあってのものですが、「見えない世界の可能性を発掘する」という面白さを、仕事を通じて体感しました。
その後、自分が人生をかけてやりたいこととの葛藤や、キャリアビジョンを模索し続け、紆余曲折の末、転職しましたが、
実は、この最初の会社の経験が、現在のコーチングの仕事にとても役に立っていると感じています。
なぜなら、今、コーチングを通じてお客様と向き合うときに私には必ず、「この人自身が未だ気づいていない部分に、どんな可能性を秘めているのだろうか?」という好奇心が湧くからです。心の世界は、もちろん目には見えない世界。
まさに「見えない世界の可能性を発掘する」仕事。そりゃあワクワクしますよ!
だって、私の中では「見つけていない可能性が初めからある」ことが前提になっているからです。「あるかもしれない」じゃないんです。「あるから探しに行こう」なんですよ。
コーチングの場で初めてお会いしても「その人の可能性を最初から信じている」状態で、お客様と向き合うことが出来ています。
コーチ養成スクールに入って「人は皆、生まれながらにして才能に満ちており、欠けるところのない存在である」という、プロコーチとしてのマインドを徹底的に心身に叩き込まれましたが、
教科書を使ってアタマで理解するよりも前に、「この人は、もう持っている」という意識が、その頃からすでに当たり前になっていたんですね。
「コーチングスクールで覚えたことを、なんとか実践するのがやっと」という、コーチ駆け出しの頃からです。これは本当に幸運でした。
エネルギー業界で、日々「地下深くの世界」のデータと向き合っていた頃には、まさか自分が将来「コーチング」を職業にするなどとは思ってもいませんでした。(定年まで、この仕事をすると思っていましたから)
当時は、コーチングの「コ」の字も知りませんでしたよ(笑)
このことから言えるのは、
どんな仕事や経験も、何一つ「無駄」になるものはない。
何らかの形で、必ず財産になる。
ということです。
正社員だから、派遣だから、パートだから、主婦だから、子供がいるから、もう歳だから、キラキラしていないから、
そうやって今日も誰かにモヤモヤしている暇があったら、目の前の自分の仕事を、まずは精一杯やってみることをお勧めします。その姿勢や経験が、必ず役立ちます。
頑張りたいときは、思いっきり頑張ればよい。自分で決めて頑張ったことは、いつか必ず、あなたを豊かにしてくれる資産になりますよ。
投稿者プロフィール

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メンタルブロックを自信に変えて
やりたいことを堂々と実現する自分をつくる
ダイヤモンドメンタル・発掘コーチ
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