あなたの価値を下げるNGワード(1)

会社員でも、個人ビジネスでも、どんな仕事をする上でも「それ言ったらアカンでしょ」というNGワードがあります。言えば言うほど、使えば使うほど、あなたの価値を下げてしまう言葉。

尊敬する方の言葉の中に「自分の言葉が、世界を作る」というものがあります。人間は、自分が発した言葉どおりの結果になるよう、行動しているというもの。

脳科学分野でも同じような研究結果が出ているようなので、エビデンスとなる論文を見つけたら英語だろうが読んでみて、またこちらで紹介したいと思います。

さて、そんな「あなたの価値を下げるNGワード」第一弾。かなりビジネス目線になっていますが、仕事や収入の大小に関わらず、働き方に関わらず、言えることだと思います。

「まだまだ勉強中でして」

ドキッとした方。まぁお付き合いください(笑)

「自分はまだまだ勉強中でして・・」いやはや、学校や講座に通っている人、資格を取るべく勉強中の人、あるいは、入社早々にお客様の相手をする場に放り出された人に多いですね。

学んでいる姿勢をアピールしたい気持ちはよーーく解りますが、それは自分目線、自己都合にすぎません。

相手は、お金や時間をかけてでも、あなたの商品や、あなたのもとに来る価値を得たいのであって、あなたが勉強中か否かはどうでもいい情報

これは個人ビジネスでなくても会社員でも言えることで、専門知識やビジネスを増やすべく日々学ぶ姿勢で居続けるのは当たり前。でもお客にとって、窓口に立ったあなたはプロなのです。

一つの例で考えてみます。

重要な会議があるのに、パソコンが急に動かなくなった。大至急サポートセンターに電話をかけたら、対応した人が「自分はまだまだ勉強中でして・・」とか言ったらどうよ?

教育がしっかりしているコールセンターならば、入社1日目の人だろうが、そんなことは電話口で絶対に言わない。どうしても自分の知識で対応しきれない案件なら「わかる者に確認します」といって自分のところでうだうだ時間を取らせない。お客からしたら、その人¥はプロであり専門家として電話に出ているのだから。

発展途上アピールは、自己擁護でしかない

それに、「勉強中」という発展途上アピールは、わざわざ自分から、相手との間に上下関係を作っているようなものです。当然自分は「下」ですね。それって「勉強中だから多少の失敗は許してもらえるだろう」という相手への甘えであり不敬なんです。

相手によっては「この人で大丈夫かな・・」と不安になったり、「なんだ、勉強中の人にこの金額を払わなきゃいけないの?」という上から目線にすらなる人もいる。そうなると、ビジネス以前に信頼関係がグラグラになります。「勉強中アピール」は、お互いにとって良いことは何一つありません。

「まだまだ勉強中でして・・」
その言葉、誰のために言ってますか?

勉強中なのが事実だとしても、資格取得のための特訓中であっても「勉強中」を言い訳に使わない。

私なら、せめて「この学びで得たことを日々商品にアップデート中です」くらいに、お客さんが現在進行形でメリットを感じられる言い方にします。

この人の勉強の成果を、この人の商品から享受できるんだな、と思ってもらえるような表現にします。

何よりも、「勉強中でして・・」の言い訳は「いつまでも自分のレベルは発展途上である」と自らの脳に言い聞かせているようなものです。

そんな気持ちで何年勉強しても、脳は「発展途上の姿がゴールなのね」と解釈してしまい、そうなるように行動する。だからいつまでも、あなたは勉強中レベルのままなんじゃないでしょうか。

まだまだ自信がない。でも自分の価値を下げる言葉の代わりに、どうしたらいいでしょうか。

なりきる。

お客様の前に出た以上は、どれだけ修行中の身であっても、入社1日目でも、「自分はもうプロ」となりきってしまうことです。「フリをする」でもいい。もう何年もその仕事をやってきた経験豊富なベテランのように振る舞う。

わからないことは、わからないとはっきり伝えるか、「わかる者に確認します」と言って仲間に助けを求める。

「うーん・・・・」などと唸って無駄な時間をとられるのが、お客さんや取引相手は一番不快になります。すぐに答えられなければ、それは知識になっていないということ。

最初は自分に知識やスキルが足りないのが見え見えで、なりきれずわざとらしくてバカバカしくなるかもしれません。とてもザワザワすることでしょう。

でもそれは「勉強の成果が出た未来の自分の姿」を自分で拒否していることでもあるんです。それって悲しくはありませんか?

最初は、変な感じかもしれない。それでもなりきってください。そのうちに、脳が「なりきった人」に近づくべく行動するはずです。

そのうち、だんだん自分の振る舞いや行動に変化が出てきて、気がつけば「なりきった人」になっていることに気がつくでしょう。