心を整えたければ、体を大事にすること

私の好きな言葉の一つに、
仏教用語の「心身一如」があります。

からだとこころは一体であり、
切り離して考えることはできない、
という意味です。

体の調子が良くない、
食事が不規則だったり偏食だったり、
睡眠不足だったり、
いつもどこか疲れていそうな人が、
どれだけ素晴らしいコーチングや
カウンセリング、セラピーを受けて
「心を整えよう」としても、
その心を受け入れる「身体」を大事にしないかぎり、
コーチングの効果は半減してしまいます。

逆に考えれば、
コーチングと同時並行して、
せっかくだし体も大事にしよう、
早く寝よう、食習慣を見直そう、
などなど、
「体をいたわる」意識をもつだけでも、
コーチングを受ける効果はかなり変わってくるはずです。

心を整えたい、
メンタルを強くしたい、
仕事や人間関係のモヤモヤをなんとかしたい、という方は、ぜひご自身のからだにも目を向けてみてください。
食事は、睡眠は、十分にとれていますか?


これはコーチの側にも言えることでして、食事が乱れていたり、睡眠不足の状態では、コーチングの品質は確実に落ちますし、そんな状態でクライアントさんにお出しすることはできません。(どんなに誤魔化しても、クライアントさんに伝わりますから。)

私はコーチングをするようになってから、体調管理にはこれまで以上に敏感になり、行動もかなり意識して変えています。今も現在進行形で、試行錯誤しています。

理由はただ一つ、
せっかく来てくださったクライアントさんと、常に最高のコンディションで、コーチングをしたいと思っているからです。

自分の体のケアもできていないコーチやカウンセラーに、お金なんて払いたくないですよね。

食事や栄養面で、その道のプロに助言をもらいたい、というクライアントさんには、栄養学の専門家をご紹介することもあります。

行列の絶えないコーチやカウンセラー、セラピスト、講師業・・などの先輩方をみていますと、食べ物や睡眠、運動などに気を遣い、体のメンテナンスや休養にしっかりと投資されている方が圧倒的に多いです。

メンタルが非常に安定しているとお見受けする人をみると、やはり健康面に気をつけておられます。

心を整えたい、という願いがあるならば、ご自身の周りで、心が安定していそうな人、安定させるための方法を知っていそうな人を見つけて、その人の行動や食事、健康法を聞いたり、真似してみるのも良いですね。

30日間、断酒してみた結果【身体編】

30日前に「アルコール断ちにチャレンジする」と宣言し、本日あっさりクリアしてしまいました。

高温多湿で、冷えたビールや白ワインの美味しいこの時期に、わざわざ30日間お酒を絶ってみてどうだったか、手帳を振り返りながら書いてみたいと思います。

身体編

いきなり懺悔をすると、体重や体脂肪のログを取っていなかったため、正確な体組成の変化がわかりません。数値化して素人なりに分析するはすだったのですが、朝起きてすぐ体重を測るという習慣がなかなか身につかず、もったいないことをしてしまいました。もう、地球の重力に頼らずに寝てても勝手に計量してくれるツール、どなたか開発してくれないかしら。

感覚的に言うと「身体が軽くなった」とか「疲れない」とかそういう変化はなかったです。一日終わる頃には疲れますし、身体が重いときは普通にありました。

しかし、30日という拘束期間が終わっても「終わったー!明日から飲むぞぉー!」という気にならないのが今のコンディション。もう、飲んでもええんやで、と何度となく自分に言い聞かせてみましたが、喉が渇いている状態でお店に行っても、お酒に手が伸びることはありませんでした。

「お酒抜き=料理が楽しめない」はウソ!

世の料理には「お酒と一緒に頂くことでより美味しさを感じられる」と言われるものはいくらでもあります。しかし、お酒と一緒に頂かなかったからといって料理の味が損なわれるとか、欠乏感とか、食事の楽しみが減るなどと感じたことは一度もありませんでした。

この30日間、いつも紹興酒と陳麻婆豆腐を頼む、近所の四川料理屋には足繁く通いましたし、イタリアンやフレンチも普通に行きました。大好物の、ニンニクたっぷりの餃子やレバニラ、焼肉も食べました。そこで普通にビールを注文する夫の隣で烏龍茶を氷なしで注文しながら、ソワソワしていたのはせいぜい最初の3日間くらい。飲み物に何を頼んだってここの陳麻婆豆腐は美味い。美味いものは美味い。結論はそれです。

食材の味に敏感になる

お酒を飲まずに食事をすることで、むしろ敏感になったと感じたことがあります。それは、市販のサラダのレタスひとつとっても「素材の味」をしっかり感じられるようになったことです。元々、舌が肥えていると言えるほどの美食家ではありません。

新鮮かどうか、甘み、酸味、塩味、とくに苦味が顕著。不味いものは不味いし、美味しいものは美味しいとよりはっきり感じられる。添加物だから天然物だからどうという話ではなく、味覚が前よりも敏感になったと感じています。特に、お酒なしで頂くお刺身が最高に美味しかった。

むしろ口内にアルコールや糖分を流し込みながら食べる食事というのは、脳も舌も多少なりとも麻痺した状態。「お酒でより美味しくなる」のと同時に「お酒と一緒に食べちゃえばわからなくなる」という双効果も出ておるわけです。そう考えると、美味い料理によく使われる「お酒に合う」という表現とはいったい何なのか・・・みたいな境地に入ってしまいます。これはメンタル編にも登場します。

夜に思考が落ちない

これは【メンタル編】に入れようか否か迷った次第であります。ここで言う思考というのは、あくまでもフリーランスとしてやっている仕事の話であり、150%自分で選んだ仕事です。とはいえ、アルコールが入った状態で出来るものはないし、すべきではないと決めているので、飲んだらその時点で本日閉店です。

この30日間、サラリーマンよろしく「仕事が終わったら飲んで一日を締めくくる」がなかったので、夜も活発にいろんな思考を巡らせることができました。本も読めます。

さすがに朝よりはパフォーマンスも判断力も決断力も落ちていますが、断酒30日目の夜に思いついて一気に書けたのがこの記事です。明日やるべきことや手帳の振り返りもサクッと終われますし、未来志向の思考力が落ちない。明日のことを考えて憂鬱になるのをお酒で和らげるのではなく、どう対処すれば乗り切れるかをサッと考えて寝られるのです。

これは、アルコールでホロ酔う金曜日の心地よさも十分知っているからこそ比較できたこと。どちらが良い悪いではなく、私たちは金曜日をどう過ごしたいか「選べる」んですよ。今回一貫して感じたのはそこでした。

飲酒は否定しない

ここまで書いておいて断っておくと、今回の実験をしてみたことで「お酒を飲まないことによるメリット」を多数感じることができましたが、私は「飲酒=デメリット」とは考えませんし、お酒そのものや飲酒する人たちを否定する意図はまったくありません。明日はさっそく飲み会の約束が入っているのですが、飲み会自体も憂鬱ではないし、むしろどうなることやら楽しみなのです。自らを人体実験し続ける面白さと知的好奇心が、私が30日間アルコール断ちを続けることができた大きな理由だと思います。

 

【メンタル編】に続きます。